竹繊維吹付緑化工法(R100ソイル工法)試験施工
法面工事には格子状あるいは亀甲状の枠を設けるのり枠工法、モルタルやコンクリートで覆う吹付け工法またそれらを併用した様々な工法がありますが、自然景観にマッチした法面緑化工法が一般的に広く使われています。一方で、植物の生育に適してない土質や雨水による土壌侵食が起きやすい斜面では、期待される効果を得るために自然素材だけではなく在来の植生以外の種子や高分子接着剤や化学肥料を大量に使われることがあります。
近年の住民の環境意識の高まりからこれらの問題が指摘されることが多くなっています。
R100ソイル工法は青竹と製材時に出る樹皮のバークが主原料。100%天然素材です。青竹を綿状の短繊維に分解して吹き付けるので、透水性と保水性に優れ、土壌侵食が起こりにくいという特徴を持っています。その結果、ラス金網を貼ったり、枠を設置したりせずとも法面勾配1:0.5を超える急傾斜での施工が可能だそうです。加えて、竹繊維の中で土壌細菌が活発に活動して自然と肥料を生み出すので、化学肥料を付加する必要もなく、従来の吹付機で施工するだけで完成します。安定した竹繊維の吹付基盤を長期に保つことが可能になるため自然の植生回復を待つことが可能です。(待ち受け式自然緑化工法)
工事費も厚さ3センチでは、従来工法よりも約10%安くなります。すべて天然素材ですから従来の工法と異なり、化学合成した接着剤や肥料が流れ出て生態系に影響を与えることもなく、最後はすべて土壌に還元され、完全なエコを実現します。そして、何よりも今、一番問題となっている繁茂する竹を有効活用でき、大量需要を生み出す可能があります。連携協議会の会員企業が取り組み、県道改良工事で試験施工されますので、見学においで下い。
場所:県道234号線 法面工事 (鳥取県湯梨浜町大字藤津1323付近・東郷湖湖岸道路東側・あやめ池スポーツセンターより北東300m)
日時:2017年1月17日(火)午前10:00〜午後2:00
地図のURL
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